ハートに火をつけて

精神世界と現実世界を結ぶヒーラーみゆさんのブログ。チャネリングメッセージ。好きなこと。好きなもの。愛について。

インナーチャイルドを癒して。

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こんばんは、みゆさんです。

 

今日は前回の続きになります。

lightenheart.hatenablog.com

 

インナーチャイルド

ヒーリングやスピリチュアルの勉強をしていると、必ずといっていいほど出てくる言葉です。“インナーチャイルドを癒す”ということは、私たちが、より自分を癒して解放させてゆく過程において、いつかは通らなくてはならない道なのでしょう。

そのぐらい、私たちは成長過程においてインナーチャイルド(内なる子供)を自分の中に封じ込めて、ありのままの自分とはかけ離れた仮面をかぶって生きているのです。おそらくほとんどの人が、インナーチャイルドに何らかの傷を持っていると思います。

先日も書きましたが、傷の大小は測れるものではないし、大きさは関係ありません。そして、「誰かのせいで自分はこんなにも傷ついた」というような被害者意識を持ち、誰かを責めることを目的としたものでも、もちろんありません。

心が傷つき、その傷が人生を生きづらくしてしまったという事実、それだけが重要なのです。

 

私もご多分にもれず、インナーチャイルドが傷つきまくって生きてきました。親子の関係において、家族の関係において、それはそれはたくさんの傷を心に負いました。何気ない母親の一言、姉妹の態度、家族との関係性などなど。しつけがかなり厳しかったことも、私の心の傷を大きくさせました。

自分で言うのもですが、私はかなり繊細な感受性を持っていまして。。まわりの人の言葉に、少しでも攻撃的なところや否定的なものがあったりすると、そのネガティブなエネルギーを一身に受けてしまっていました。それが私に直接向けられた言葉であっても、私以外に向けられたものであっても。

なんでそんな言い方をするの?なんで?なんで?と・・・。

そして、ハートが痛むので涙を流すのですが、頭でも心でもまったく理解ができませんでした。なぜ、そのように相手の気持ちを考えないで言葉を発することができるのか。こんなにも傷つく言葉を、なぜ平気で言うことができるのか。。

感情的に放たれた言葉を、論理的に理解しようと苦しみました。

もしかしたら私のせいで相手は暴言を吐くのだろうか。私が悪いのだろうか・・・。そんなことを考えるようになりました。

 

そのうち、そのような言葉を聞きたくなくて、まわりの顔色を伺うようになりました。親の機嫌が少しでも悪くならないように、余計なことは言わないようにしていました。お願いしたいことがあったとしても、必ず否定的な一言が返ってきたので、それが怖くてなかなか言い出せませんでした。本当にどうしても必要なときにだけ。あとは自分が多少困ったとしても、それで我慢していました。

のびのびと振る舞うとか、思い切り喜怒哀楽を表現するとか。本来なら、何をやっても許されるであろう小さな子供のときから、それをまったくしないで成長してきてしまいました。

 

同時に、感情を感じすぎないように意識するようになりました。特に、ハートがえぐられるような悲しみやツラさを喚起するような言葉は、聞かなかったふりをして、何も感じていないと自分に言い聞かせてやり過ごすようになりました。それを真正面から受け止めてしまうと、ハートが粉々になってしまうのが怖かったからです。

 

そしていつしか、ありのままの自分をどう表現して良いのかわからなくなりました。常にまわりの空気を読むことに、全神経を集中させるようになりました。無意識のうちにいつも緊張状態で、体はガチガチでした。

一緒にいて心からリラックスできる友人も何人かはいたのですが、少しでも相手の中に攻撃的な面や思いやりのなさが見えると、再び傷つき、自分が悪いのだろうかと考え、それ以上傷つかないように身構えて疲弊していたような気がします。

どんな相手の前でも、自分の自然な感情を表現するのが怖かったし、もし表現したとしても、それを受け止めてもらえるとは到底思えなかったのです。

 

結局、そんな風に生きてきたので、私の中にはホンモノの自尊心というものがまったく育っていませんでした。恐ろしいことに、それに気づいたのはヒーリングの勉強を始めた、つい2年ほど前のことです。

それまではむしろ、自分はプライドの塊だと思い込んでいました。いつもしっかりとしていて、何があっても動じずに、冷静にそつなく物事に対処する。責任感が人一倍強くて、自分を犠牲にしてでも責任を果たす、という生き方。それが自分のプライドだと思っていました。

でもそれは、まわりに対する恐れから、そのような仮面をかぶっていただけだったのです。失敗を極端に恐れていました。何かあったら否定的な言葉を投げられるのではないか、すべて私が悪いと責められるのではないか、誰からも受け入れてもらえないのではないか。そんな思いがベースになって、いつも緊張感でピンと張りつめている、そんな感じでした。そして、たとえイヤなことがあってもイヤだと言えずに、自分が我慢して犠牲になることを選び続けました。自己主張の仕方が分からなかったし、もし主張したところで、それを受け入れてもらえるはずがない、と思い込んでいたのです。

 

2年ほど前、あるヒーラーさんに、

「第3チャクラに風穴があいてますよ」と言われました。

私の体の中にあるチャクラの状態を見ているときに言われた言葉です。

第3チャクラはみぞおちのあたり、胃のあたりに位置するのですが、自信や自尊心を意味するチャクラです。このチャクラに大きな穴があいていると言われたのです(^_^;)

無意識のうちに自分を取り繕って自信があるように見せてきた私にとって、それは本当に衝撃的な一言でした。

最初、「自分に自信がない」ということを認めることがイヤでたまりませんでした。それこそ、そんなことを認めるのは私のプライドが許さない、という感じでした。それを認めてしまうと、今まで自分が頑張って作り上げてきた(ハリボテの)プライドが、すべて壊れてしまうような気がして怖かったのです。

 

その衝撃的な日から2年かけて、ゆっくりと自分を見つめなおしてきました。ヒーリングの学校でワークをたくさんしてきました。その中で繰り返し言われたことは、

 もっと自分をいたわり、大切にしてあげてください。

というものでした。

自分の存在自体を大したものではないと思いこみ、いかに本当の自分を無視し続けてきたのかということに、ようやく気づきました。

私は自分をぜんぜん大切にしてこなかったのです。まわりを最優先にして、まわりを主体にして生きてきたのです。

 

そこに気づくことが大きな一歩になりました。

それから私は、自分の気持ちを常に確認することを意識して行いました。

今何を食べたいの? 今何をしたいの? これをするのはどう思う? これは好き?

など、日常生活のいたる場面で自分のハートと会話することを心がけました。そうやって、自分とのつながりを取り戻し、そのときの自分の感情に素直に従うことで、自分を尊重するという癖をつけるようにしてきました。

本来なら、それは当たりまえのことなのです。自分のハートに従って生きる。それが、ありのままの自分を生きるということなのです。

 

たくさんの気づきや解放が起こりました。これまでつけてしまった仮面を1つ1つ外し、縛られてきたたくさんの価値観や思い込みから自由になるたびに、自分のハートとのつながりが深くなってゆきます。その過程には、苦しいこともあるけれど、本気で取り組めば、とても大きなご褒美が待っている素晴らしい旅路です。

 

そして、インナーチャイルド。満を持してのインナーチャイルドです。

ここまでまた長くなってしまったので、続きは次回に!